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2022.11.19

現代もまた「勝利病」(歴史は繰り返す、転換点)

こんばんは★

 

 

 

 

「世界中に、ひと息ひと呼吸を」

 

 

 

chill(チル)の息子

チルの伝導者

Chillin'(チリン)の雨谷です。

 

 

 

昨日のブログで

ご紹介した

「昭和史の語り部」

「歴史探偵」

と呼ばれる

故・半藤一利氏の

「日本人の宿題」

 

 

 

こちらで出てきた

日露戦争で勝利した日本人が

同じ精神構造のまま

太平洋戦争に

突入していった様を名付けた

「勝利病」

 

 

 

この「勝利病」は

現代もまた同じではないかと

半藤氏は

おっしゃっています。

 

 

 

“日露戦争を若くして経験した人たちが、

ちょうど四十年経つと、

社会全体のリーダーになる。

そういうものなんですね。

そうすると、

この人たちは

栄光だけを背負っているわけです。

だけど、

どんなに苦闘してきたかという、

負の部分は

あまりないですから、

ものの見方が、

そう言ってはいけませんが、

「勝利病」にかかったような

固定的な

ものの見方をする人が多くなるんですよね。”

 

 

 

“それをそっくり言いますと、

現代もまた同じではないかと。

戦後

日本をつくるために

日本がどのくらいの努力をして、

苦闘して、

汗をかいて、

どのくらいのものを

生み出してきたかということは抜きにして、

ただ

その上に乗っかっていたような人たちが、

ちょうどいま、

日本社会全体の中心になっているんです。”

 

 

 

“日本というものは

どういうふうにしたら

国際社会の中で

いい生き方をできるか

ということを考えて、

本当に考えてやってきた人たちが

ほとんど引退しまして、

もうできあがったものとしての、

大変調子のいい日本だけを

知ってる人たちが

ちょうど来ているところなんですね。”

 

 

 

こちらの発言は

今から17年前の2005年ですが

現在も

このような状況

閉塞感は

特に政治において

続いているように感じます。

 

 

 

また「勝利病」とは

現代においては

「大企業病」とも

置き換えられるなと

私は考えます。

 

 

 

戦後の高度経済成長という

経済戦争に勝ったという経験が

日本の

特に大企業に

固定的な見方を誘発し

そこにどっしり乗っかったまま進む一方、

 

 

 

日本に負けた他国の企業が

反省し

リベンジにあい

競争に負け続けている様は

日露戦争後の

昭和前期の日本と似ています。

 

 

 

“歴史というのは、

自分が転換点にあるとか、

危機にあるとか、

そんなことは気づかずに

生活しているものなんです。”

(半藤氏)

 

 

 

太平洋戦争終了から

77年目の

現在2022年ですが

 

 

 

明治維新から

太平洋戦争終了までも

ちょうど77年でした。

 

 

 

「歴史は繰り返される」

 

 

 

 

この言葉の重みと意味を

今ほど感じる時はないです。

 

 

 

歴史を俯瞰し

目先にとらわれない

長期的な視野が

特にリーダーに

求められる時でしょう。

 

 

 

 

 

今日のチリンな一曲⭐︎

MURO – 半透明 HAN-TOME from K.M.W (King Most Wanted)

 

 

 

私の好きな曲と動画で、チル。

 

 

 

MURO×DJ WATARAIのトラック(曲)が

マチガイナイです。

 

 

 

 

 

 

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