2021.04.04
悲劇でなく喜劇の俳優(北の国から)
こんにちは⭐︎
いつもチリンを
ご利用いただき
誠に有難うございます。
昨夜
帰宅後にTVをつけたら
「北の国から’87初恋」がやっていたので
食い入るように観た
Chill(チル)の息子
チルの伝道者
Chillin'(チリン)の雨谷です。
この回の
ラストシーンは
中学を卒業し上京する
吉岡秀隆さん演じる純くんを
先日亡くなった田中邦衛さん
が演じる父さん(黒板五郎)と
中嶋朋子さん演じる
妹の蛍が見送るシーン。
以前このブログでも
ご紹介したこともあるのですが
『泥の付いた一万円札』6歳の時これを見て人生で初めて感動して涙しました。ピン札に泥は卑怯だよな~wいつ見ても涙腺緩みます。あと、トラック運転手役の古尾谷雅人の演技が◎です。—-…ameblo.jp
この後、
純くんを途中の駅まで送る
トラックの運転手役の
古尾谷雅人さんが
「この金は、オラ受け取れねぇ。」
「お前が大事にとっておけ。」
と、父さんから渡された
茶封筒の中に入った
「泥のついたピン札」を
純くんに渡す。
それを見た純くんが
富良野へ来た時からのシーンを回想して涙し
(バックミュージックに、さだまさしのアーアー♪の曲)
トラックが富良野の雪の中を走って行く
情景のシーンで終わり…
やはり、今回も私の涙腺は、崩壊しました(笑)
今回だけでなく
初めて、このシーンを観た
当時、小学校に進学する直前の
6歳だった私に
人生で初めての感動の涙を流させた背景は
なんだったのだろう⁇
いろいろ考えてみたのですが
おそらく
「子供のために泥水すすってお金を作る親の姿」
を泥のついたピン札2枚
に見たのだろうと思います。
キャッシュレスが普及しつつある現代でも
この感情は
忘れてはいけないなぁと
思いました。
さて、最後に
昨夜、北の国からを見終わってから検索した
亡くなった田中邦衛さんに対する
脚本家の倉本聰氏への取材からの一部を…
“黒板五郎で描きたかったのは
真面目にやればやるほど矛盾が生じる
男の情けなさだ。
候補は他にもいたが
「誰がこの中で一番情けないだろうと言ったら、満場一致で邦さんだった。」
という。”
“「北の国から」での演技について
「”必死の人生はアップで見ると悲劇だが、
遠くから見れば喜劇”
というチャップリンの言葉があるが、
邦さんの芝居は、
その意味でまさに喜劇。
悲劇的なシチュエーションに置くほど喜劇になる。
とても貴重な俳優だった」…”
「真面目にやればやるほど矛盾が生じる男の情けなさ」
転じて
「情けなくても矛盾が生じても真面目を貫く日本の男」
それを
「悲劇でなく喜劇」
で表現できる稀有な俳優だった
田中邦衛さん。
「父さん」の
ご冥福をお祈りいたします。
SOUL SCREAM – Love,Peace&Happiness
前回、ブエノスの曲を紹介しましたが
あらためて
この曲のPVを観て
心に染みてます。