2022.06.14
オーバートレーニング症候群と、A Little Samba
こんばんは★
いつもチリンを
ご利用いただき
誠に有難うございます。
「世界中に、ひと息ひと呼吸を」
chill(チル)の息子
チルの伝道者
Chillin'(チリン)の雨谷です。
さて、
先ほどまで行われていた
サッカー日本代表vsチュニジア代表戦。
20年前の日韓ワールドカップでも
対戦した両国ですが
その試合でのワンシーン。
日本の素晴らしい2点目を
アシストしたのが
私と同い年
当時22歳の
市川大祐(いちかわだいすけ)選手。
この4年前の
1998年4月1日に
17歳322日と
史上最年少で
日本代表デビューした
期待の星でしたが
翌年の1999年
原因不明の不調に
悩まされます。
その不調とは
「オーバートレーニング症候群」
“どんなに疲れていても、
夜なかなか眠れないんです。
神経が興奮した状態だったのかも知れません。”
このオーバートレーニング症候群について
我がスポーツ医学の師
河合祥雄・順天堂大学名誉教授は
こちらの著書
p.154の9「過労性スポーツ障害」の
冒頭で
このように記しています。
“オーバートレーニング症候群とは、
トレーニングの過負荷が
パフォーマンス低下をもたらす現象であり、
特に
(監督,コーチなど指導者に従順な)
真面目なアスリートにみられることが多い。“
“オーバートレーニング症候群は
そのアスリートの将来を左右する
重要な意味を持つ。
世界的にみて,
練習量が多く,練習時間が長いことを
「美点・よいこと」
と見なしている日本では,
オーバートレーニング症候群に陥っている選手は
決して珍しくない。
そのために
スポーツから離れざるを得なくなる
選手やアスリートが
少なからずいることは残念なことである…”
スポーツに限らず
日本人や日本の社会に
当てはまる気がします。
記事の市川大祐選手の場合は
当時の清水エスパルス監督
イギリス人の
スティーブ・ペリマン氏が
「イチ(市川選手)の調子がおかしい」
と異変に
誰よりも早く気づいた幸運があり
医師の診断を受け
休養に入ります。
“実際、
オーバートレーニング症候群の症状が
「うつ病」の症状と
ほぼ一致していることも注目されており、
「オーバートレーニング症候群」から
「うつ病」を発症するケースも存在する。”
まさに記事の通りだと
私も感じました。
この記事の前編の最後
市川選手の言葉。
“自分が気を緩めていたりとか、
うぬぼれていたり、
隙を作っていたわけじゃなかったんだなと思ったら、
良かったなっていうのもおかしな話ですけど、
心が楽になりましたね。
とにかく早く見つけてもらってよかったです。”
復帰後
市川選手は
練習後のストレッチや
プールでのリカバリーでリラックスしたり
チームでのケアに加え
個人でマッサージを取り入れたり
コンディショニングに留意して
見事、日本代表として
ワールドカップ出場を果たしました。
現在、市川選手は
清水エスパルスの下部組織で
中学生を指導し
自身の経験から
日々、
目を、心を配っています。
“周りに理解者がいたことが大きかったと思います。”
スポーツに限らず
日本の指導者は
オーバーワークについて理解し
実践する必要があるでしょう。
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Ugly Duckling – A Little Samba
前回に続き
Ugly Duckling(アグリーダックリング)から。
真面目な日本人には
少々
サンバの様な陽気さも
必要かも知れません(笑)